昨夜のオデット。12時に授乳したあと2階に上がって就寝。5時にパピーが鳴いたので、呼びに行って授乳してもらう。5時半に1回目のフードを食べて、再び2階に上がってオデットだけ二度寝...。なんか、偉そうになってきたなぁ~_~;。わたしゃ、ばあやか?
今日で30日目。体重は生まれたときの約5倍。離乳食を食べ、ワンツーも自力でして、人で言えば幼稚園児くらいでしょうか(o^^o)。
黒ラブ団vsイエローラブズ |
ケージは2つ置いていますが、一つのケージに集まるのでぎゅうぎゅう詰めになってきました。暑がりなのか、くっつきたいのか、よくわかりません;^_^A。
一ヶ月齢のS胎
<ぴんくちゃん>柔らかいすべすべコートが自慢よ♡
<あお君>体が大きくなって、心もぐんと成長したよ。
<きいろちゃん>まだまだ私がなんでも一番よ。
<しろちゃん>お兄ちゃんからは私が一番人気なの♡
<あか君>甘えん坊の末っ子って言われるよ。
ちょっと、過去を振り返ってみます。
2014年12月、オデットの初めての子ミシェルが一ヶ月齢のとき。一人っ子だったので、いつもオデットと一緒に過ごしていたんでした。可愛かったなぁ〜。一匹だったので、ワンツーやシットなどのコマンドも早く覚え、パピーウォーカーのように生活してました。
帝王切開で生まれたこともあり、オデットにとっては「突然現れたチビ犬」で、戸惑っているように感じられますが、ミシェルの方は幸せそのものって顔ですね。
オデットそっくりに成長し、パピーウォーカーさんのところでは、膝の上に座るのが好きな甘えん坊だったそうです。ミシェルの父犬を育てたパピーウォーカーさんの家に行くという幸運に恵まれ、ミシェルは愛情いっぱいに育ちました。いまはキャリアチェンジとなり可愛がられています。
そして、2016年12月、記憶に新しいJちゃんsの一ヶ月齢。まだ産箱で固まって寝てますね。
ちょうど1年前の2017年6月に、ジェイドは香港へ渡りました。香港へは繁殖犬候補で行きましたが、まだ進路は決まっていないようです。ボランティアさんのお宅でのびのびと過ごしているそうです。ジェイドは、何でも一番、S胎のきいろちゃん的存在でした。
ジェシーは先月、キャリアチェンジが決まりました。とっても美人に成長して、笑顔の可愛い女の子です。新しいオーナーさんもジェシーを気に入ってくれたようです。これからは、ジェシーの終の住処となる場所で、ゆっくりと楽しい時間を重ねてほしいです。いつもへそ天で寝てた、可愛いジェシー。甘えん坊で、サークルを脱走して私のところへ一目散に走ってきたことも何度か(o^^o)。新しい家で、へそ天で安心して寝て、甘えん坊を存分に発揮できる日が早く来ますように。
委託式のとき、パピーウォーカーさんは嬉しそうに、不安そうにパピーを抱きしめます。私はそのとき「ごめんなさい。必ず、辛い気持ちにさせてしまいます。」と、1年後にやってくる別れの辛さも一緒に渡している気持ちになります。
パピーウォーカーがいないと、盲導犬はできません。別れは確かに辛いけれど、それ以上の喜びや笑いをもたらしてくれました。そして、一生を共に過ごせないけれど、キャリアチェンジや盲導犬となって新しい家庭に行き、私は犬を通して親戚が増えたような気持ちになりました。でも、執着が強い人には向かないボランティアかもしれません。私は、うちで暮らすことが犬にとっての最善と思うことはできないので、私に縁がある子をできるだけ大切にしたいと考えます。「この子でなければ」と思う人はペットの犬を飼った方が良いでしょう。
繁殖ボラをしていて、パピーと別れるのが辛くない?と聞かれることがありますが、それは実はありません。パピー達はそれぞれに可愛くて、成長するにつれ個性が出てきて、その子だけを可愛がることができないのが、私はもどかしくてたまらないのです。その子をNo1に愛してくれる家族の元へ喜んで送り出したいと思います。
悲しい性(笑)のパピーウォーカーですが、日々成長するパピーと過ごす喜び、善悪を伝える難しさ、言葉を話さない犬と通じ合える感動、などなど魅力はいっぱい無尽蔵です*\(^o^)/*。
「盲導犬にしたい」「しなければならない」と思い込みがちですが、繁殖ボラをやってみてわかったのは、なんとまぁ、同じ兄弟でも性格の違うこと!こんな子が盲導犬になるのかな?とか、この子と暮らすのはめっちゃ楽しそう、とか見えてきます。なので、力まずに、パピーと真正面から向かい合って、笑いながら楽しく過ごして、人が大好きで、誰からも愛される犬に育てられたら、パピーウォーカーは大成功なんじゃないかと思うのです。
このS胎が、待っているご家族と良いご縁で結ばれますように。