2020年12月11日金曜日

撮影会と引越しのご挨拶

 オデットブログを訪問くださり、ありがとうございます。

2歳のオデットを我が家に迎えてから6年半。可愛いパピーの誕生、子育てを経験させてもらいました。繊細で人の気持ちがわかるオデットは、自分の要望をあまり言わないので、オデットが何を考えているのかわからず悩んだこともあります。3度の出産を経て、オデットから信頼してもらえたかな?オデットと暮らして「犬」の概念が変わりました。

ジュリを迎え、新たにジュリとオデットのシニア日記「Happy Catcher」に移ります。よかったら、またお付き合いくださると嬉しいです。



以下、先日のドッグラン「うえらんから」で行われたプロカメラマンによる撮影会に参加した時の写真が送られてきました!

オデットの精悍な様子と、走ってる姿を!かっこいい〜!




黒ラブの毛並みも写り込むような綺麗な出来栄えに感激でした。
そして、走ってる写真がたくさんあるなか、面白写真に大笑い(● ˃̶͈̀ロ˂̶͈́)੭ꠥ⁾⁾


長いあいだ、ありがとうございました♡

2020年12月8日火曜日

家族がふえました♡


私が盲導犬ボランティアを始めた時に初めて育てたワンコ、ジュリを迎えに行ってきました。
九盲での盲導犬の引退は10歳と聞いています。引退する時、
⑴引退犬ボランティアに委託する。次の盲導犬を貸与できる。
⑵ユーザーが最期まで看取る。お仕事は引退しても、新たな盲導犬は貸与できない。
の2択ですが、ユーザー自身の親戚や知人に引退犬ボランティアになってもらって、自分の近くに置いておく方もいると聞きます。
ジュリのユーザーさんは、ジュリを最後まで看取りたいと悩んでありました。ご近所にはジュリのファンがたくさんいて、引退後の引き取りを頼むこともできたと思いますが、自分が手放すなら、パピーウォーカーの私にしか渡したくないと言ってくださり、わが家へ帰ってくることになりました。


8年前、ユーザーさんが共同訓練に入る直前に体調を崩されて、訓練に入る日程が変わり、貸与される予定だった犬も次に訓練に入った人と入れ替わったそうなんです。その入れ替わったユーザーさんは、しばらくしてご家族のいる関東へ引っ越しされ、盲導犬も引退して連れてゆかれたと聞いています。なので、もし、順番通りに盲導犬になっていたら...ジュリは私たち家族には帰ってこなかった。
その時以外に体調を崩したことがないとおっしゃるくらい、元気なユーザーさんなのに、その時だけは神様がいたずらしたのかな?と思ってしまうくらいドラマチック。

私にとってパピーの修了式の別れは身を引きちぎられるほどの辛さでした。頭の中で、「盲導犬になって帰る」と無理やり思い込むことで自分を納得させていましたが、多くの盲導犬はパピーウォーカーには帰らないのも事実です。決してそれは不幸なことではないし、PW側の家庭の都合も思い通りにもならない時もあります。ですので、私たちがジュリと再び過ごせるのは幸運に恵まれたと思っています。


協会でジュリに会った時、ジュリの心はここにあらず。名前を呼んでも、キョロキョロとユーザーさんを探していました。寂しいというよりも、引き離すのが可哀想でした。
オデットは喜んでジュリの臭いを嗅いでましたが、家に一緒に帰ってきたら「あら?またホームステイ?今度はいつまで?」ってキョトンとしていました。

ジュリは、家に着くと周りの匂いをクンクンと嗅ぎ、部屋の中に入ると犬用クッションに座り込み、そこから動きませんでした。家のなかを隅々まで探検するパピーとは違う!


ボウルにフードを入れるカチャカチャ音がしても、動かないっ!病気?耳が聞こえない?とか思ったけど、何度も呼んだら来て完食したので一安心。
ご飯とワンツー以外は、犬用マットの上から一歩も動きません。

歩けるのか不安でしたが、今朝はオデットと一緒に家の周辺1時間コースを歩き切って、これまた一安心。パピーの時にお花見した公園、子供達とサッカーした公園、猫のウンチを食べた公園、いくつもの公園をはしごしたけど、オデット以上に地面のクン活に忙しくて、景色はみてなかったなぁ。私の左側をキープしつつ、くんくん忙しそうでした。
引退したんだもの、いろんなニオイに刺激をもらってね。


オヤツにも興味がなくて、なかなか食べません。鹿のあばら骨は舐めるのがやっと。バリバリと噛み砕くオデットが若々しく見えたくらい。


クッションにいるけど、ずっと寝てるわけではなくて、目を開けてたり、キッチンにいる私を見ていたり。少しずつでよいから、遊びや食べ物に貪欲になってほしいなと思っています。

2020年12月6日日曜日

あおぞら日曜日

青空が広がるぽかぽか陽気の日曜日。大濠公園でお散歩。
いまいちな写真が一枚だけ。目つぶってるし(*´-`)。

十年ひと昔と言いますが(落語?)、修理中の愛車は10年目。盲導犬ボランティアを始めて10年目。はじめて預かったパピー「ジュリ」が盲導犬になって、今年の7月で10歳。いよいよ「引退」を迎えます。
ユーザーさんのご好意で、ジュリを我が家で迎えることになりました。
修了式を前に落ち込んで泣いて、「盲導犬を引退する時」を待つことで自分を納得させていましたが、それが現実となります。

いざ、その時を迎えるとなると、まず気になるのが、オデットとの相性や気持ち。犬も人も慣れるまでには、多少時間がかかるでしょうね。

ユーザーさんとともに過ごした8年間。ユーザーさんには娘のように可愛がってもらい、断腸の思いでジュリとの別れを決意されました。そんな思いをしっかり受け継いで、ジュリにはのんびりと少しでも幸せに余生を過ごしてもらいたいと思っています。

ジュリって、どんな子だったかな?とジュリの日記を読み返してみると、すっかり忘れていたことばかり!10年前の子供たちとの出来事も盛りだくさんで、日記つけててよかったーとしみじみ...。盲導犬になったジュリだもの、お利口さんだったに違いないと思っていたら、靴下やハンカチは飲み込むわ、クッションや毛布は破るわ食べるわ、散歩中の拾い食いはやめないわ、つないで待たせると吠えるわ、散歩はひっぱって歩くわ...かなり大変だったみたいよ、わたし。そんな犬でも盲導犬になるのねぇ。
外出先ではいつもお利口で人気者だったことだけ覚えてる。旅行では困った記憶はありません。
さて、のんびりオデットとジュリの相性はいかに。