2020年8月15日土曜日

お盆と膀胱炎

お盆でございます。
お盆の挨拶ってあるのかな?いつもなら田舎に帰省している時期ですが、今年は7割もの人が自粛して移動せずに過ごしているそうです。日本人の7割、真面目か!?我が家も7割、真面目です。

最近は、ブログを書くよりもインスタを見るのに時間がかかって、携帯を扱ってばかり。家族それぞれ小さな画面とばかり仲良くして、自粛というのも長く続くと体を壊しそうです。

アメリカでは自粛期間に犬を飼い始めた人が多いと聞き、それはどうかと憂慮していましたが、日本では金魚が引っ張りだこだそう。生き物を飼う責任はあるけれど、適正範囲内で新たな楽しみを見つけるのは良いことだと思います。

先日、海へ転がりに行ったとき(泳ぎに、ではない)、面白い物体を拾いました。サメの卵かと思って海に返したけれど、正しくは「菱の実」でした。美味しいし、体に良いそうです。よくある海の不思議な生物だと思ってしまいました。

水上スキーをしてるわん

お盆前は海や山でまだ遊べる日差しだったなぁ。




下は長女と山へ涼みに行った時。平日の朝一番は誰もいなくて森林浴。オデットとのんびり歩く山の中は、ドイツ人がする思索にふける散歩のようで非常に贅沢な時間に思えました。オデットが走り回る訳でもなく、人の歩く速さで前を歩いてくれるからできること。

川があると体を冷やしにゆっくりと入るのですが、その姿が「シシガミ」に見えて、首が伸びるんじゃないか、生気を吸い取るんじゃないかと想像してしまいました。


「さすがに暑くてやっとられんわん」と手足投げ出してる図↓。
お盆に入ってからは灼熱地獄で、朝5時起きで散歩に行っても、あっっつい!早起きして得した気分にならない。格別に暑い夏だなぁーと感じつつ、時が過ぎるのをおとなしく家で過ごしています。
そんな折、またもや緊急事態発生で、14日の夜23時、寝る前のワンツーの時、何度もしゃがんだのでした。かかりつけ医はずっとお盆休みだ...と不安な中、探してみたら開けてる獣医さんも数件あり、朝を待って受診しました。


新しいクリニックの若い獣医さんでしたが、診察が丁寧で、これまでの一年以上に及ぶ膀胱炎との戦いの話を聞いての判断に、私がストンと納得できる内容で、新たな出会いに未来が明るく感じました。
オデットの場合、避妊手術をして直後から膀胱炎が起きています。注射や薬を飲むとすぐに症状は治まりますが3〜4ヶ月おきに再発を繰り返しています。膀胱炎にもいろんな原因が考えられますが、繁殖ボラさんからよく聞くのは〝避妊手術のあと、尿もれや頻尿になったよ〟という話。

獣医師によると、ホルモンの影響で膀胱の筋肉が緩み、尿もれになりやすいそうです。オデットはもらした事は一切なく、膀胱炎になる前に淫部をよくなめるような気がしていました。おそらく、尿もれする瞬間、自分で舐めとっているのでしょう。それが結果的に、常在菌などが膀胱に入ってしまい、自浄されれば問題ないのですが、年齢やその時の状況で菌が繁殖して増えてしまうと膀胱炎の症状になる、と理解しました。

膀胱で菌が増えてしまっているので、抗生剤で菌を殺すと改善する。しかし、また同じ原因で起こる。ずっと薬を飲み続けるのは、内臓に負担がかかるようになる。
phコントロールのフードを与えるのは、そういった理由からで、たとえ菌が入っても、phを一定に保つようにしているので菌が増えない、または結石もできない、というしくみ。
オデットもphコントロールのフードを食べている間は膀胱炎になりませんが、やめると再発。獣医師によっては、一生、phコントロールのフードでないとダメという人もいるでしょう。結局はそれが簡単でてっとり早いと私も思います。

しかし、犬のごはんも40年前の味噌汁ご飯から進化して、ドッグフードが主流となり、プレミアムやオーガニックといったフードが出て、いまは、原点回帰、愛情こもった手作りごはんが人気上昇中。手作りに加えて、人間並み、もしくはそれ以上のサプリメントや栄養補助食品も。

味噌汁ごはん(もしかしたらネギ入りだった)しか食べていなかった、かつての愛犬も15歳まで、プレミアムドッグフードを与えてた愛犬も15歳まで、どちらも狂犬病の予防接種を受ける日だけ獣医さんのところへ行く健康優良児でした。ノミ予防薬くらいはしてたかなぁ。

番犬や使役犬として飼われていた犬は、人のための癒し犬となり、犬のためにせっせと人が尽くすようになりました。それが服を着せる事だったり、オヤツを与える事だったり、愛情の示し方は人それぞれ。
犬の寿命は10年前後ですから、結局のところ、何を食べても、そんなに変わらないのかもしれません。でも、愛情の示し方の違いなので、私も時流にのって手作り食や体によさそうな物を食べさせて自己満足です。
話は膀胱炎に戻りますが、phコントロールフードは機能が高い分、匂いが強くて私が苦手でした。オデットはなんでも完食するので、文句はいいません。
これから先、どうするのか試行錯誤は続きそうです。

膀胱炎になる理由はさまざまありますが、食べたものでphが傾いたからすぐに結石ができる、という単純なものでもなさそうです。膀胱自体の状態はエコーでわかるそうで、オデットの膀胱は、まったく問題がなさそうだったので、上記のような原因を推測できました。
初めての獣医さんから、「毛艶も良いし、5歳サバよんでもわからない」って言われたので、顎下の白髪を黒く塗って、「3歳です」って言おうかな( ^∀^)。


↓夜散歩から帰って暑かったので、保冷剤をナプキンで包んで巻いてみました。多少、違うのかしら?
あいかわらず、下毛も密集していて、雪の中でも寒くなさそうな装備をしています。ブラッシングをしてもほとんど抜けず、いつになったら夏装備になるのやら。