2017年11月26日日曜日

ユーザーさんと盲導犬

大野城市福祉まつりへ出かけ、盲導犬のユーザーさんの話を聞いてきました。
はじめ、盲導犬ホーク号は舞台上から会場の人や犬をきょろきょろ見ていましたが、10分ほど経つと丸まって寝始めました。こうして足元にいる時間も、盲導犬にとって「休憩時間」ではなく「お仕事中」ですとユーザーさんの説明がありました。

丸まって待機するホーク号

仕事中の盲導犬に話しかけてはいけない、と学んでいるにもかかわらず「話しかけちゃいけないのよね〜」と犬に向かって話しているんです、とも。確かに!私もやってしまいそう-_-b。話しかけてはいけない、と思うあまり、犬の様子をだまってじっと見てしまう。これもNG。犬ではなく、ユーザーさんに話しかけるのは良いのです、とも説明がありました。

また、食料や日用品の中には、目の不自由な方が識別できるような凸凹や切れ目が入っていることも知りました。ジャムの瓶には「ジャム」と点字されているそうですが、何のジャムかは書かれていないそうで、それじゃ役に立たないな、と思いました。

ユーザーさんのお話のあと、ホーク号のパピーウォーカーさんが話されました。その時、ホーク号はダウンしたまま尻尾をふっていたのが印象的でした。きっと、声や姿を覚えているんですね。修了式から5年経っても、覚えているって嬉しいですね。

お話は1時間近く続いていましたが、オデットは足元でダウンしていました。
講演の前後にも沢山の方から声をかけられ、話したり、なでられたりしましたが、終始おとなしくしていました。どこへ行ってもお利口さんなので助かります。

オデットを「おとなしいね」となでてくれた88才のおじいちゃんは、「9年前から一人暮らしをしているが、こんな子がいてくれると楽しいね。」と言ってくれました。オデットをレンタルしたら喜ばれるかなぁ…。
オデットと一緒に暮らせる幸せを噛み締めてます。ずっと元気で長生きしてね。